肌をしっとりさせるために使うスキンケア用のクリームには、コラーゲンやヒアルロン酸が含まれています。肌の保湿力を高めるには、コラーゲンやヒアルロン酸が大事だといいますが、2種類の成分の差は一体何でしょう。
人間の肌に蓄えられている成分の中でも、特に保湿力が高いものが、ヒアルロン酸です。肌が一定の水分を蓄えていることができるのは、ヒアルロン酸があるためです。
ヒアルロン酸は皮膚の真皮層で生成され、肌に必要な水分を留めています。つまり、お肌のしっとりとしたうるおいは、このヒアルロン酸による効果だったのです。
ヒアルロン酸と異なり、コラーゲンは水分を蓄えておくための成分ではありません。若々しい肌は弾力がありますが、この弾力は皮膚の細胞を結びつけているコラーゲンがあるからで、細胞間に存在している成分です。
しわやたるみのない、ハリのある肌でいるにはコラーゲンで肌細胞同士を結びつけ、ヒアルロン酸で水分を保持することで、肌の健康状態を維持することが大事です。みずみずしい肌であり続けるためには、双方の成分が十分に足りていることが大切になります。
つまり、コラーゲンとヒアルロン酸のどちか片方が欠けた場合でも、肌は乾燥しやすく、ハリを失ってしまいます。両者がしっかりと手を組むことで初めて理想的な肌質になるのですから、美容液に二つの成分が配合されている意味がしっかりと理解できます。
年をとってもみずみずしくなめらかな肌でいるためには、コラーゲンとヒアルロン酸の両方を意識して肌に浸透させておくことです。